「SNSを使って自社の商品やサービスを紹介したい」という企業は多いでしょう。SNSを使った宣伝は、爆発的に売上や認知度をアップすることに繋がります。とくに、SNSを利用したインフルエンサーマーケティングは、現代で欠かせない手法の一つです。
この記事では、そんなインフルエンサーマーケティングのメリットや効果を解説します。具体的な効果測定方法も解説するので、「自社のブランディングや売上を上げたい」という企業はぜひ参考にしてください。
目次
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングは、SNSなどで影響力のある人物を利用したマーケティングの手法です。元々影響力のある人物に自社の商品をアピールしてもらえるため、大きな効果を期待できます。
インフルエンサーマーケティングの市場規模は、2020年に317億円を突破。2025年には723億円に達すると予想されています。市場が伸び続けていることからも、効果が高いことがわかります。
インフルエンサーマーケティングのメリット4つ
SNSが発達した現代では、インフルエンサーマーケティングは非常に有効な手法です。従来の広告にはないメリットがあり、効果的に自社の商品やサービスをアピールできます。
ここではまず、インフルエンサーマーケティングのメリットを4つ紹介するので参考にしてください。
- コストを削減できる
- 情報を削減できる
- ターゲットを絞ってアピールできる
- 顧客とコミュニケーションを取れる
- ユーザーが安心感を持てる
コストを削減できる
インフルエンサーマーケティングは、テレビや雑誌、Web広告の費用よりもコストを削減できます。インフルエンサーのフォロワー規模にもよりますが、インフルエンサーマーケティングは数万円から依頼できるからです。
インフルエンサーマーケティング | 数万円〜 |
---|---|
リスティング広告 | 1クリック 数円~数千円 |
メディア提携 | 年間 数十万円 |
テレビCMに比べると効果は落ちますが、費用対効果は抜群。コストを抑えつつも、効果の高い宣伝活動を行えます。
以下の記事では費用と費用対効果についてより詳しい情報を得ることができるので、ぜひ活用してください。
情報を拡散できる
SNSでは、拡散により爆発的なアピールが可能です。Twitterでは「リツイート機能」が搭載されているため、情報の共有が頻繁に行われています。また、口コミによる拡散スピードが大きいため、集客効果が期待できます。
影響力の高いインフルエンサーが発信した内容は、とくに拡散されやすいです。実際、Twitterで話題のトピックの多くはインフルエンサーが関わっています。
情報が爆発的に拡散されるインフルエンサーの投稿で商品をアピールできるのは、大きなメリットです。
以下の記事では、口コミマーケティングについて詳しく解説していますので、少しでも興味を持った方はぜひ読んでみてください。
ターゲットを絞ってアピールできる
通常の広告では、商品に興味がない人に目にも触れます。しかし、インフルエンサーマーケティングは、狙ったターゲットに絞って商品をアピール可能です。インフルエンサーには同じことに興味を持ったフォロワーが集まるため、狙いが定めやすいです。
例えば、女性ファッションが得意なインフルエンサーにファッション関係の商品を宣伝してもらえば、高い効果を期待できます。逆に、全くジャンルの違う商品を宣伝してもらっても効果は低いです。
ターゲットを絞って商品をアピールできるのは、インフルエンサーマーケティングのメリットと言えるでしょう。
顧客とコミュニケーションを取れる
通常の広告では、情報が一方通行です。商品の情報を、ユーザーに届けただけで終わります。
しかし、SNSでは「いいね!」や「コメント」、「リツイート」でユーザーとのコミュニケーションが可能です。商品に対する反応を直接知ることができるので、すぐに効果や改善点に気づけます。
認知度や売上アップだけでなく、今後の展開を正しい方向に持っていけるのも、インフルエンサーマーケティングのメリットです。
「いいね!」って実は様々なところにあることを知っていますか?以下の記事では様々な「いいね!」について詳しく紹介していますので、こちらもご覧ください。
ユーザーが安心感を持てる
フォロワーはインフルエンサーをフォローしている時点である程度信頼しており、突然表示される広告よりも、フォローしているインフルエンサーが宣伝したほうが良さが伝わりやすいです。
その結果、商品の購買力が上がることが期待できます。
インフルエンサーマーケティングにおける効果の測定方法
インフルエンサーマーケティングでは、効果の測定がしやすいです。各SNSでは、データが細かくわかるツールが用意されています。
ここでは、各SNSの効果測定方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
画像や動画をメインとしたSNSであるInstagramでは、ビジネスアカウントを利用することで効果を測定できます。プロフィールから「インサイト」を選択すると、下記データを確認可能です。
- フォロワーの内訳
- インプレッション
- エンゲージメント
インプレッションが高くても、エンゲージメントが低くては効果が薄いです。「適切なアピール方法か?」「適切なハッシュタグを使用しているか?」などを確認しましょう。
ビジネスアカウントを初めて知った方も多いのではないでしょうか?ビジネスアカウントの開設方法やメリット・デメリットについては、以下の記事でより詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
Twitterでは、どのアカウントでも効果を測定できます。投稿から「ツイートアクティビティを表示」を選択すると、以下のデータを確認可能です。
- インプレッション数
- エンゲージメント総数
- リンクのクリック数
- メディアのエンゲージメント数
- いいね数
- プロフィールのクリック数
- 詳細のクリック数
また、パソコンから「アナリティクス」を選択すると、さらに詳細のデータを確認できます。Twitterは新しい投稿からタイムラインに表示されるため、投稿のタイミングが重要です。多くのユーザーの目に止まる時間に投稿できるよう、「インプレッション数」に注目して改善しましょう。
YouTube
YouTubeでは、誰でも確認できるデータと投稿者だけ確認できるデータがあります。インフルエンサーが投稿した動画からは、誰でも以下の4つを確認可能です。
- 再生数
- GOOD数
- BAD数
- コメント数
動画投稿者であれば、「YouTube Studio」でさらに詳細のデータまで確認できます。とくに「クリック数」が確認できるので、どれだけの人数を商品ページに誘導できたのかを確認しましょう。
Facebookでは、「Facebookインサイト」を利用すると効果測定できます。「Facebookインサイト」で確認できるデータは、例えば以下の通り。
- リーチした人数
- いいね数
- コメント数
- シェア数
- 投稿クリック数
- 写真表示数
- リンクのクリック数
しかし、Facebookはインフルエンサーマーケティングとの相性が悪いため、広告を利用するのが一般的です。しかし、「いいね」や「コメント数」が多ければ、ある程度の効果を見込めます。
instagram運用代行サービスのおすすめ
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費用対効果を上げるためのポイント
ただインフルエンサーマーケティングを利用するだけでは、効果を最大に発揮できません。費用対効果を上げるには、キャスティングが重要だからです。
キャスティングが重要
ただインフルエンサーマーケティングを利用するだけでは、効果を最大に発揮できません。費用対効果を上げるには、キャスティングが重要だからです。キャスティングに関して以下で説明していきます。
フォロワー数が多いインフルエンサーほど費用は高くなる
一般的には、フォロワー数によって単価が変わります。フォロワー数が多いほど、広告効果が高いからです。
フォロワー数に応じた、単価の一例を紹介します。
フォロワー数 | 単価 |
---|---|
10万人 | フォロワー1人あたり3円 |
100万人 | フォロワー1人あたり5円 |
フォロワー数の多いインフルエンサーの効果は高いですが、コストが多くかかります。しかし、単価の低いインフルエンサーでは、それなりの効果しか見込めません。
商品やサービスによって適切なインフルエンサーを選び、費用対効果を最大にしましょう。
注目すべきはフォロワー数よりもフォロワー層!
キャスティングでは、フォロワー数ばかりが重要ではありません。費用対効果を上げるためには、フォロワー属性が重要だからです。
フォロワー属性は、インフルエンサーの特性によって決まります。つまり、自社商品に適切なフォロワーを獲得しているインフルエンサーに依頼するのが効果的です。
ターゲットを絞って宣伝できるのが、インフルエンサーマーケティングの強み。フォロワー属性を意識して、費用対効果を上げましょう。
目標・KPIを設定する
インスタグラムマーケティングをする目的を明確にしたのち、それを満たすためにどのような目標を立てるべきかを逆算していきます。具体的にどのデータをKPIとするのかを決めておくと今後インスタグラムマーケティングを続けていくうえで方針がぶれにくくなります。
広告感を出し過ぎない
インフルエンサーに商品のPRを依頼する際に、商品の見せ方など細かく指示を出し過ぎると、普段のインフルエンサーの投稿とPRの投稿に差が出やすくなります。フォロワーはこの差を敏感に察知するのでPRによる購買効果が出づらくなります。
インフルエンサーに商品のPRを依頼する際はインフルエンサーのいつも通りの投稿を心がけると良いでしょう。
投稿をする際は、ステマにならないためにハッシュタグで「#PR」とつけることで広告であることをはっきり書きましょう。
以下の記事では、ステルスマーケティングについて詳しく解説していますので、インスタグラムマーケティングを始めようという方はぜひ読んでみてください。
インフルエンサーマーケティングの成功事例3つ
実際に、インフルエンサーマーケティングで成功している事例を3つ紹介します。具体的なイメージを掴むためにも、ぜひ参考にしてください。
スターバックス
スターバックスは、2016年にハッシュタグ「#RedCupCampaign」を利用したインフルエンサーマーケティングを実施。「#RedCupCampaign」とは、赤いカップに絵を描いて投稿するキャンペーンのことです。
「#RedCupCampaign」では、5人のインフルエンサーから、10万件ものアクションを起こしました。届いたユーザー数は、なんと50万人。たった5人から50万人にアピールできるという、大きな効果を得たインフルエンサーマーケティングの事例です。
エミレーツ航空
アメリカのエミレーツ航空は、2017年12月にユーチューバーを利用したインフルエンサーマーケティングを実施しました。内容は、ユーチューバーのCasey Neistatさんに、ファーストクラスをレポートしてもらうもの。食事やシャワーなど、様々なサービスを紹介しました。
すると、1週間で1,800回以上の再生数を獲得。費用は16,000ドルで、3,000万回以上も再生されます。ファーストクラスを知らないユーザーへの、大きなアピールとなりました。
資生堂
資生堂は、2018年に中国へ向けたインフルエンサーマーケティングを実施します。中国でもブランドは認知されていた「マキアージュ」を訴求するため、まず一人の美容系インフルエンサーを起用。その後、さらに13人のインフルエンサーに引用投稿を依頼しました。
結果、インフルエンサーの累計フォロワー数が5300万人となり、総再生回数が336万回を突破します。総エンゲージメント数は3万件という、大きな成功を納めました。
まとめ
インフルエンサーマーケティングは、SNSが発達した現代において大きな効果を発揮します。費用対効果が高く、時代にマッチしたマーケティングの手法です。
- インフルエンサーマーケティングの効果は絶大
- インフルエンサーのキャスティングに注意
- インフルエンサーマーケティングの成功事例は多数
ぜひ、自社商品をアピールするために、インフルエンサーマーケティングの活用を検討してみてください。