Instagram、「ECモール化」の流れ加速へ。日本にも、ついにライブコマースがやってくる。

InstagramのECモール

今回の記事は、2020年10月05日にInstagramから公式発表されたライブ配信にショッピング機能が導入されるという記事について内容をまとめたものです。

InstagramのECモール

https://about.fb.com/ja/news/2020/10/shopping_on_igtv/amp/?__twitter_impression=true

公式発表されたトピックは以下の二点です。

・Instagramが「IGTV」へのショッピング機能の追加

・2020年後半には「リール」にもショッピング機能の追加を開始予定

Instagramが「IGTV」へのショッピング機能の追加

InstagramはIGTVにショッピング機能を拡張する旨を発表しました。

IGTVとは?

「IGTV」は、Instagramの機能の一つであり、スマホ全画面表示の長時間動画を配信できるというもの。

Instagramショッピング機能とは?

「Instagramショッピング機能」は、あらかじめ登録しておいた有形商品をInstagramの投稿にタグとして追加できる機能。

インスタグラムのショッピング機能

このボタンをクリックすると、以下のようにショッピンクサイトみたいに選べるような機能です。

Instagramのショッピング機能

Instagramの投稿をタップすると商品の詳細が表示され、そのままECサイトへユーザーをシームレスに遷移させ、購入につなげることができます。

実際の投稿からみるとこんな感じです⬇️

ショッピング機能の実際例 Instagramのショッピング機能の実際例

この導線でウェブサイトに持っていき、自社サイトで購入してもらうのが「認知」から「獲得」まで一括して行えるInstagramの大きな魅力のひとつです。

今後、IGTVにショッピング機能が追加されることによって、ブランドや個人はテレビショッピングのように動画内で商品をPRし、動画を閲覧しているユーザーをそのまま購買につなげることができます。

IGTVの実際例 今のIGTV(ライブ配信)のタブ。

今回の機能の追加によって、企業がインフルエンサーにIGTV動画(ライブ配信)内で商品をPRする「インフルエンサーマーケティング」がより加速しそうです。

中国が1番「ライブコマース」が進んでいると言われていて、市場規模がなんと6.4兆円らしく、国が買えるんじゃないかという規模です。笑

この流れは、今後日本にもやってくると期待されます。

https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1396

https://ecdatalab.nint.jp/2020/05/15/china_livecommerce/

まとめ

Facebook社はInstagramプラットフォームで買い物をする人の数についてなかなか情報を明かしてきませんでしたが、昨年のブログ投稿によれば、チェックアウト機能を展開して以来、毎月1億3000万人のユーザーがアイテムをタップしているとのことでした。

現時点では買い物カートに追加する人の数と実際に会計まで進む人の数には大きな差があります。しかし、春に導入されたFacebookショップ機能のほか、マーケットプレイスの好調具合、そして今回のInstagramのショッピング機能拡張というように、同社によるEコマース市場への取り組みなどをみてみると、Facebookもeコマースの可能性を実感しているのではないでしょうか。

現段階では、Instagramで直接商品を購入することに抵抗がある層が多いと思われますが、Instagramで商品を買うことが当たり前になる日が来るかもしれませんね。