「インフルエンサーへ依頼したいけれど、どうすれば良いのかわからない。」と考えている方も少なくないのではないでしょうか。実はインフルエンサーへのPR依頼は誰にでも簡単にできるのです。
インフルエンサーを起用したマーケティングに慣れていない方でも、マッチング会社を利用すれば、商品やサービスに最適な、インフルエンサーを起用することはできるのです。
今回、インフルエンサーへの依頼方法を解説します。様々な方法がありますので、メリットも一緒にお伝えします。具体的な例も挙げますので、インフルエンサーマーケティングを進めたい方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
効果はあるの?インフルエンサーに依頼するメリットを解説!
インフルエンサーに商品のPRを依頼すると情報が拡散され、商品の認知度が上がります。ターゲットを絞ることで、商品を効果的に販売できます。インフルエンサーに依頼するメリットを詳しく解説します。
情報が拡散されて認知度アップに
SNSの大きな強みは、情報を拡散する力です。例えば、お菓子の感想を、「美味しい!」とツイートしたとします。それに共感した人がリツイートすると、拡散され購入に繋がるかもしれません。
Twitterのリツイート意外にも、Instagramの、ハッシュタグ機能で拡散することも簡単です。SNSを通して、1人の発言が鎖のように繋がり、たくさんの人に拡散されていくのです。
インフルエンサーの起用から、マーケティングすることにより、ファンの獲得も可能でしょう。ファンが増え、直接そのブランドのWEBサイトを訪れてくれるユーザーも増えることが予測されます。
以下の記事ではインフルエンサーマーケティングの様々な効果について詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
普通の広告とはここが違う!ターゲットを絞った宣伝
今までの広告手法は、不特定多数の広く浅いユーザーへ情報を発信していました。広く伝わるメリットはあるのですが、後の行動には繋がらずすぐに購入出来ず、忘れられてしまうことも多かったのです。
ターゲットを絞ることでより、その商品やサービスに興味がある層に効果的に宣伝することができるのです。ニッチな情報を発信するのが特になマイクロインフルエンサーにお願いするのも良い方法でしょう。
マイクロインフルエンサーとは、フォロワー数が、多くても数千人。得意なことや知識など、専門に近い情報に、特化した内容のSNSを投稿しているインフルエンサーを指します。
フォロワーが10万人以上いるようなインフルエンサーではなく、もっと身近なマイクロインフルエンサーについて以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
実際の依頼方法を解説!依頼文の見本も紹介
実際にどのような依頼方法があるのか具体的に見ていきましょう。直接インフルエンサーに交渉するには、自分で依頼DMを作る必要があります。具体的にどのように書けば良いのかも解説します。
直接インフルエンサーに連絡する
インフルエンサーマーケティングに知識があり、企画に時間を費やせるなら、インフルエンサーに直接交渉してみるのも良いでしょう。ミスマッチが起こりにくいメリットがあります。
直接インフルエンサーに交渉する方法は、各インフルエンサーに依頼内容をDMで送る方法が一般的です。会社URLも忘れずにリンクできるようにしておきましょう。
具体的な直接交渉依頼の例文を紹介します。DMを送る予定の方は参考にしてください。
依頼文の例文と直接交渉で注意する点
例文
初めまして、〇〇様。 〇〇会社の××(担当者の名前)と申します。 〇〇さんの投稿している韓流ファッションページがとても参考になったのでDMを送らせていただきました。参考になりました。 (以下内容) よろしくお願いします。 ××(担当者の名前)会社のURL |
インフルエンサーとの関係性が構築する前に、ブランドのPRの話をするべきではありません。少しDMでのやりとりを重ねてから、PR依頼の話をするように心がけましょう。
DMで送るコンタクトメールを自動化するのも、おすすめできません。自分以外のインフルエンサーにも、同じDMを送っていますよと言っているようなものです。
マッチングプラットフォームを利用する
インフルエンサーが、マッチングプラットフォームに登録するシステムです。商品やサービスのPR担当者が登録しているインフルエンサーの中から起用したい人を選ぶシステムとなっています。
プラットフォームによって料金は様々です。利用料として、費用がかかる場合もあるし、いいね!の数により金額が変わる成果報酬型のようなシステムもあります。
プラットフォームによって、得意とするインフルエンサーが異なる傾向にあります。「TERRER」(テラー)や大学生とコラボした「P-conne」(ピーコネ)などそれぞれ独自の強みがあります。
キャスティング会社を利用する
AIによって、適正なインフルエンサーを選定し、企業とマッチングするサービスです。基本的に全て委託するような形となり、専任のコンサルタントが付くので安心感があり、交渉が不安な方におすすめです。
インフルエンサーマーティング初心者や、直接交渉・プラットホーム型を試してみたけれど、なかなか思うような効果を得られない、という方におすすめです。オファーから投稿までをプロが管理してくれます。
料金は月額で支払う場合が多いようです。まずは、何社か資料請求をしてみて、自分の思っているキャスティング内容なのか、確認することをおすすめします。
費用の相場は?フォロワー単価や施策タイプ別の事例を紹介
インフルエンサーに依頼した時の費用は基本的にフォロワー単価で計算されます。一般的に、フォロワーが多いほど費用が高くなります。それ以外にかかる可能性のある費用の例も紹介します。
諸費用で金額がかさむ場合があるため、インフルエンサーマーケティングを行う際は予算はギリギリではなく余裕を持って立てておくことをおすすめします。
フォロワー単価は平均2〜4円
インフルエンサーのフォロワー1人当たりに対して発生する金額を、フォロワー単価と言います。フォロワーが多いほど、当然影響力は高くなり、単価も上がるのが一般的です。
単価相場はフォロワー1人あたり平均2〜4円です。しかし、影響力が強かったり、いいね!だけでなく、保存の量が多かったりと、フォロワーの属性が良い場合、単価が上がります。
何を始めるにしても費用は気になりますよね?以下の記事ではインフルエンサーマーケティングの費用について詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
商品ギフティング
インフルエンサーに商品提供し、実際に使ってもらいます。商品提供というかたちでその商品をプレゼントし、インフルエンサーの報酬とします。商品のメリットや使用した感想を発信してもらいます。
信頼関係の深いフォロワーが多いほど効果は大きくなるでしょう。商品提供する場合、送料と手間はかかりますが、基本オンラインで完結するのでお互いに気が楽な方法ではあります。
現地訪問の場合
インフルエンサーを店舗やイベント・観光地に招待しSNSに投稿してもらう方法です。Instagramライブで実況中継をしたり、YouTubeで撮影し、動画で訴求するとさらに効果が見込まれます。
イベントの場合、インフルエンサーに、登壇してPRしてもらうと盛り上がる傾向にあります。
現地訪問の場合、交通費や宿泊費など思ったよりも経費がかかることもあるので注意が必要です。ただし、ユーザーに臨場感を与えることができるので、影響力は強いのが特徴です。
投稿の仕方によって費用は変わる
SNSを投稿する手間によっても費用は変動するので注意が必要です。
例えばInstagramの場合通常のフィード投稿よりもストーリー投稿の方が影響力はあります。インスタグラマーに動画を追加で撮影しなければならない手間が増える分コストもかかるでしょう。
複数のSNSをインフルエンサーが運営している場合、各アカウントで宣伝を依頼するなら費用はさらにかかります。後でトラブルにならないよう、しっかりと話し合っておきましょう。
大事なのはキャスティング!フォロワー属性を分析しよう
インフルエンサーマーケティングはキャステングが命と言っても過言ではありません。フォロワーの属性を分析し、最適なインフルエンサーを見つけ効果を最大限に発揮しましょう。
フォロワー属性とは?
フォロワー属性とは、インフルエンサーに対して、フォロワーはどれぐらい興味があるのかということです。
例えばフォロワーがたくさんいるアカウントがあったとしても、投稿者の発言にあまり反応がなければフォロワー属性は低いと判断されます。
逆に、フォロワー数が数千人程度であっても、いいね!と反応するフォロワーや投稿を保存するフォロワーが多い場合はフォロワー属性が高いと言えます。
エンゲージメントだけじゃない!フォロワー属性を分析しよう
エンゲージメント率は、「いいね!」など何らかの反応があった数の、その投稿へリーチした人数に対する割合のことです。
エンゲージメント率が高ければ、反応したユーザーの数が多いことになりますが、最近ではそれだけではインフルエンサーの価値は測れないという考え方も出てきています。
インスタグラマーのフォロワーの属性を分析することが大切です。どのようなフォロワーがいて、その人たちの環境を分析し、自分がPRしたい商品とマッチしているのか判断することが大切です。
キャスティングで費用対効果は大きく変わる!
アプローチしたいユーザーを絞り込み、ターゲットをある程度決めてしまうと宣伝効果が高いです。ターゲットがどのような検索キーワードを使い、自社商品まで辿り着くのかまで考えることが重要です。
例えば、化粧水を販売したいとします。フォロワー数も多いというだけでは、ミスマッチの可能性もあります。化粧水は、どの年代のどのような悩みがある人に向けたいのかまで、考慮しましょう。
プラットフォームやキャスティング会社を使うことで、初期費用や運営費用は高くなる可能性はあります。しかし、キャスティングはそれだけ費用を割いてでも重要なポイントです。
ステルスマーケティングには要注意
企業から報酬をもらっているPRにもかかわらず、自分が買って来て「この商品すごく良いですよ。」と個人的な口コミのように宣伝することです。
ステマが発覚するとひどい時には炎上します。インフルエンサーも企業も社会的信用を失う可能性があります。PR専用のハッシュタグをつける等で対応しましょう。#PR #広告をつけるとステマを防げます。
ステマに注意するといっても具体的にチェックすべきポイントはわからないですよね?以下の記事ではステルスマーケティングについて詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
インフルエンサーへ様々な依頼方法が分かっていただけたかと思います。知識や時間があるなら直接交渉が、ある程度の知識があり、自分でインフルエンサーを見つけたいなら、プラットホームを利用する依頼方法がおすすめです。
インフルエンサーマーケティングに不安がある方や、あまり時間をかけずに効果を期待したい場合は、インフルエンサーキャスティング会社に依頼するのも良いでしょう。プロがマッチングしてくれるので安心です。
最後におさらいをしておきましょう。
1 効果はあるの?インフルエンサーに依頼するメリットを解説!
2 実際の依頼方法を解説!依頼文の見本もご紹介
3 費用の相場は?フォロワー単価やパターン別の例を紹介
4 大事なのはキャスティング!フォロワー属性を分析しよう
5 ステルスマーケティングには要注意
PRしたい商品やサービスとベストマッチするインフルエンサーを見つけ出し、販売促進やファン構築により良い効果をもたらしましょう。